目次
※クリックすると、該当項にジャンプできます。
皆さん、こんにちは、管理人です。
今回は、二次元についてのお話です。
前置き
インターネットの普及や、動画サイト、アニメの作画、クオリティの向上・・・
昨今、二次元媒体はどんどん進化を続けています。
漫画は、表現の幅がどんどんと広がっており、一昔前では考えられなかった「デジタルでの原稿執筆」を行う漫画家さんも増えてきています。
アニメは、インターネットの普及により情報の流動性が加速、制作技術向上によりクオリティが向上しました。
また、以前は「オタクのコンテンツ」だと思われていましたが、認知度が爆発的に上昇したことにより、アニメはより一般的な「趣味」となりつつあります。
ゲームについては、据え置き機(PlayStation、ゲームキューブ、Xboxなど)の性能向上もそうですが、携帯機・・・それも、スマートフォンなどの携帯電話が最早ゲーム機と化していることから、アニメ以上に世間に普及したコンテンツだと言えるのではないでしょうか。
「http://www.moguravr.com/」より引用
据え置き機の話でいえば、臨場感をより引き上げるために、先日その存在、仕様が発表され、2016年10月13日に発売予定となっている「PlayStation VR」の存在が記憶に新しいです。
こういった時代の流れと共に進化してきた二次元媒体ですが、ゲーム → アニメ という試みが最近頻繁に行われるようになりました。
その頻繁に行われる流れの中で、特に目立ってきたのが「18禁ゲームの一般アニメ化(非18禁)」です。
今回お話し、御紹介するのは「18禁ゲームから、アニメ化を果たした作品」についてです。
- 「その作品がアニメ化してたのは知ってるよ」
- 「え?この作品ってアニメ化してたの!?」
- 「え?このアニメって、元は18禁だったの!?」
紹介するにあたり、様々な意見があると思いますが、皆様の知識向上のお役に立てれば幸いです。
【Fate】シリーズ
「http://media.animevice.com/uploads/3/33062/590359-fs1.jpg」より引用
「https://ssl-stat.amebame.com」より引用
おそらく「18禁ゲームの中から、アニメ化を果たした作品」の中ではダントツの知名度、そして人気度でしょう。
< 原作 >
「http://image.space.rakuten.co.jp/」より引用
< アニメ化 >
「http://cached.static.festy.jp/」より引用
「1クール 12話(12週間分)」でアニメ化されること自体、かなり凄いことなのですが【Fate】は規模感が違います。
作品名 | 話数 |
Fate/stay night | 全24話 |
Fate/stay night [Unlimited Blade Works] | 全26話 |
Fate/stay night UNLIMITED BLADE WORKS | ※劇場版作品 |
Fate/stay night [Heaven’s Feel] | 未定(2017年~の予定) |
放送時間だけを単純に足せば、アニメ50話以上を軽く上回る時間になります。
アニメ50話分というと、1週間に1話放送と考えた時、1年近く放送できてしまう時間になります。
全50話クラスのアニメといえば「ガンダムシリーズ」「プリキュアシリーズ」といった、小学生から大人まで幅広く認知されている「国民的アニメ」に匹敵するレベルです。
元ネタが「18禁ゲーム」でありながら、この快挙は途轍もないと言わざるを得ません。
このボリュームを上回る作品が後に出てくるかさえ怪しいほどのレベルであり、まさに「18禁ゲームから、アニメ化した作品」の代表格・・・「鉄腕アトム」だと言えるでしょう。
原作が発売されたのは、今から12年前の2004年ですが、2016年現在になっても継続的に原作は売れ続けているというのだから誠に恐ろしい作品ですね。
2017年にアニメ化されることが決定しているFate/stay night [Heaven’s Feel]も非常に楽しみです!
二次元業界に伝わる格言
ここで少し関連する話を差し込むと、二次元業界には格言のようなものがあります。
良い機会だと思いますので、紹介いたします。
- Airは芸術
- Fateは文学
- リトバスは筋肉
- SchoolDaysは神話
- 君が望む永遠は哲学
- Kanonは奇跡
全てを記載しますと、かなり長くなってしまいますので、18禁ゲームに関する格言一部のみを抜粋しております。
※ 全内容を見たい方は「http://onecall2ch.com/archives/7009877.html」からどうぞ!
一般的なアニメ作品も含めての格言なのですが、18禁ゲームも幾つか列挙されています。
先ほど、紹介した【Fate】も含まれています。
まさに、原作、アニメともに高評価な作品といえるのです。
魔法少女リリカルなのは
「http://wordsforest.com/」より引用
「原作がエロゲー」かどうかが、かなりグレーな作品です。
「https://images-na.ssl-images-amazon.com」より引用
原作と呼べる作品名は「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」というタイトルです。
こちらの作品の「スピンオフ作品」が「魔法少女リリカルなのは」となります。
< 元ネタ >
「http://www1a.biglobe.ne.jp/」より引用
「http://ks.c.yimg.jp/」より引用
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
< アニメ化 >
「http://blogs.c.yimg.jp/」より引用
「https://pbs.twimg.com」より引用
元々「エロゲー、18禁ゲームに詳しい方が知っている」という具合の知名度であった作品ですが、アニメ化したスピンオフ作品である「魔法少女リリカルなのは」が爆発的ヒットを叩き出しました。
これにより、原作である「とらいあんぐるハート3 〜Sweet Songs Forever〜」の知名度も比較的上昇しました。
シリーズの話数でいえば、前述した【Fate】を凌ぐ話数になっています!
作品名 | 話数 |
魔法少女リリカルなのは | 全13話 |
魔法少女リリカルなのはA’s | 全13話 |
魔法少女リリカルなのはStrikerS | 全26話 |
魔法少女リリカルなのはViVid | 全12話 |
ViVid Strike! | 2016年10月放送予定 |
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 1st | ※劇場版作品 |
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 2nd A’s | ※劇場版作品 |
魔法少女リリカルなのは The MOVIE 3rd Reflection | ※劇場版作品 |
今回紹介している「18禁ゲームから、アニメ化を果たした作品」という線引きではグレーゾーンですが、規模感だけで言ってしまえば、おそらく【Fate】も置き去りにしてのトップでしょう。
この作品に関しては「キャラクターがどこから生まれたのか、原作は何なのか」ということについて、知らない人が多い印象です。
アニメオリジナルであり、アニメが原作だと思っている人がかなり多いですが、細かくいえば「原作はエロゲー」つまり18禁ゲームだといえます。
もっとも、設定等を原作から100%引き継いでいるかといえば、決してそうではないのでアニメオリジナルであるという意見も、間違いではないと思います。
こちらの作品も【Fate】と同様に近々シリーズ最新作のアニメ化が決定しています!
2016年10月に最新作「ViVid Strike!」の放送がスタートするようです!
AIR
「http://wordsforest.com/」より引用
前述した二作品に比べれば知名度、認知度という点で大きく劣りますが、それでも他の作品とくらべれば知名度、認知度、人気共に非常に高いです。
原作は「泣きゲー」と呼ばれるジャンルで、プレイした人を感動の渦に引き込み、涙を誘います。
< 原作 >
「http://livedoor.blogimg.jp/」より引用
< アニメ化 >
「https://pbs.twimg.com」より引用
アニメ化されても、その良さは損なわれておらず「劇場版作品」が制作されている数少ない「18禁ゲームが原作のアニメ化作品」です。
作品名 | 話数 |
AIR | 全12話 |
AIR | ※劇場版作品 |
この作品を制作したゲーム会社「Key」は、他にもヒット作品を多数発売しています。
その中には18禁ゲームではありませんが、幅広い層から人気を獲得した「CLANNAD」も含まれています。
「http://phoenix-wind.com/」より引用
「AIR」「CLANNAD」共に
「CLANNADは人生」
という格言が付けられるほどの名作です。
またまた、少し小ネタを挟ませていただきますと
「鳥の詩は国歌」という格言があります。
※鳥の詩は、AIRの主題歌です。
この格言で用いられている「国歌」は「国の歌」・・・つまり、日本で言うところの「君が代」に並ぶくらい素晴らしい歌である。
・・・という意味で認知されていますが、正確には「国崎の歌」という意味です。
※国崎とは、AIRの作中に出てくる主人公の苗字です。
曲自体が素晴らしいことに対して異論はないのですが、間違った解釈が多いようなので、記載しておきます。
Keyの作品の一つ「Rewrite」が絶賛放映中です!(2016年7月 現在)
興味のある方は、是非見てみてください!
アニメ化する境界は、年々薄れてきている
【漫画:ベルセルク】
< 原作 >
「http://nyuge3.cocolog-nifty.com/」より引用
< アニメ >
「http://i.gzn.jp/」より引用
十数年まえまでは、アニメ化する作品といえば「漫画、全年齢向けゲーム、小説」がほとんどで、18禁ゲーム・・・つまりエロゲーは敬遠されていました。
ですが、昨今の流れとして最早、アニメ化する境界は薄まってきた、無くなってきた、といっても過言ではないでしょう。
これは何も二次元媒体だけに限った話ではなくて、三次元にも共通して言えることです。
【漫画:天才バカボン】
< 原作 >
「http://buzz-netnews.com/」より引用
< 実写化 >
「http://storage.mantan-web.jp/」より引用
小説が主体であった「実写化」も、今では「アニメ、漫画、ゲーム」と幅広い二次元媒体が実写化されるようになりました。
こういった境界が無くなったことで発生するデメリットも勿論ありますが、作品の知名度、認知度を広めるという点において、この流れが助けになっていることは確実です。
皆様もこれを機に、楽しめた「作品」の原作などを調べてみてはいかがでしょうか?
きっと、今まで以上に作品に対する理解が深まり、より一層楽しめると思いますよ!